「いちごすてーしょん」での歴史講座。和やかな雰囲気の中で話をする橋本さん(右から2人目)=伊豆の国市田京

 伊豆の国市のNPO法人伊豆学研究会(橋本敬之代表)が2014年に同市田京に開設したコミュニティーサロン「いちごすてーしょん」。日曜日以外の午前9時~午後5時に開放され、住民の集いの場となっている。橋本さんは「“縁側”のように、井戸端会議を楽しめる場になってほしい」と思いを語る。

 サロンは田京ショッピングプラザ内にある元は菓子屋だった一角をそのまま利用。文化財保護をしている同NPOが事務所兼コミュニティースペースが欲しいと思ったことが背景にあり、「空き店舗ならばもともと人が来る場所なはず」と借りた。

 誰でも集まれる場だが、平日などは高齢者の姿が多い。趣味で手芸を作った人が飾りに来たり、家庭菜園で配りきれない野菜を持ってきて販売したりしている。「ブロッコリーなどはすぐなくなる。リタイアした地元の人が丁寧に育てた旬の野菜。買う方も安心感があると思う」とスタッフの一人は話す。

 用事はないけど来るという人も相次ぐ。「お茶飲んでおしゃべりして、時には愚痴を話したり。ストレス解消にもなっているのでは」と歓迎する。

 毎月伊豆の歴史講座を開いているほか、プリザーブドフラワーや手芸などの教室も開催。夏休みに子どもが参加できる陶芸教室を開いたところ、多くの親子が訪れた。多世代の交流の場としても機能している。

 今月で開設して3年がたった。橋本さんは「こういう場所が他にもできると、アイデアが集まり、連携していろいろな活動ができるようになると思う。2号店などもできるといい」と声を弾ませた。

 【写説】「いちごすてーしょん」での歴史講座。和やかな雰囲気の中で話をする橋本さん(右から2人目)=伊豆の国市田京