伊豆地区の各河川で3月1日、渓流釣りが解禁した。今年は減水気味の川もあったが、解禁前に雨があり安定した水位でシーズンを迎えられそうだ。昨年の稚魚放流に加え、直前に成魚放流を行った河川もあり、コンディションの良い魚が釣り人のさおを絞り込んでくれそうだ。伊豆7河川の状況を漁協などで取材した。

 ■狩野川 狩野川漁協によると、昨年5月にアマゴの稚魚2千匹、6月に各支流に9300匹、成魚は2月27日に大門橋上流、各支流に500キロ、28日に宮田橋上流に500キロを放流した。釣り方は餌、ルアー、フライ、テンカラ。5月20日からルアー、フライ、テンカラは支流のみとなるが、本流の山田川合流点より下流は7月31日までできる。当初のポイントは本流の放流場所や支流の吉奈川、長野川、持越川、本谷川などが狙い目。天然物は支流の上流を探るといい。減水気味だったが2月末の降雨で水位は安定してきた。

 遊漁期間は9月30日まで。年券6300円、日釣り券1150円、現場売り1650円。釣り情報テレホンサービス〈電0558(72)9600〉。問い合わせは同漁協〈電0558(72)5945〉へ。

 ■伊東大川 伊東市の松川漁協によると、伊東大川(松川)は旭橋―谷城田橋、松川湖上流地区は渡り石―奈畑川合流点でアマゴ釣りが解禁した。放流は稚魚のほか発眼卵も放つ。伊東大川の釣り方は餌、ルアー、フライ、テンカラで遊漁期間は5月15日まで。上流地区はフライ、テンカラ、ルアー釣りで10月31日まで。白川橋より下流はミッジフライは使えない。松川湖は2月に解禁しており、40センチ前後のニジマス580キロを、12月までに10回に分けて放流する予定。釣り方は上流地区と同じ。

 年券は大人が1万円、中学生千円、日釣り券千円、現場売り1500円、小学生以下は無料。問い合わせは同漁協〈電0557(36)3698〉へ。

 ■白田川 東伊豆町農林水産課によると、白田発電所下の落合橋に昨年11月、5~6センチのアマゴの稚魚1200匹を放流済み。釣り方は餌、ルアー、フライ、テンカラ。水位は安定しており、各えん堤の水深のある場所を狙うといい。ニジマスは12日のマス釣り大会が解禁日。10日に300キロを放流予定。

 遊漁期間は10月31日まで。年券5千円、日釣り券千円、現場売り1500円。片瀬のまきば釣具店で販売。問い合わせは同町農林水産課〈電0557(95)6305〉へ。

 ■河津川 河津町の河津川非出資漁協によると、昨年7月5~7センチのアマゴの稚魚1万匹を本谷川、荻ノ入川などの支流に放流済み。成魚放流は2月23日、峰小橋上流に220キロを放った。水位は安定している。釣り方は餌、ルアー、フライ、テンカラ。初期のポイントは大鍋橋、小鍋橋、下佐ケ野、長生寺河原などの放流場所周辺がいい。

 遊漁期間は10月31日まで。年券6千円、日釣り券千円、現場売り1500円でアユ釣りと共通。問い合わせは同漁協〈電0558(34)0316〉へ。

 ■稲生沢川 下田市の稲生沢漁協によると、稚魚放流は昨年7月に7~8センチのアマゴ1500匹を本流の相玉、支流の稲梓川、須郷川の3カ所に分散放流した。釣り方は餌、ルアー、フライ、テンカラ。水位は減水気味。箕作地区から上流が好ポイントになる。深みのある淵や雨後を狙うといい。河内にある志戸えん堤上下流は通年、立野の本郷橋より下流は10月11日~11月15日まで全魚種禁漁になる。

 遊漁期間は10月31日まで。年券6千円、日釣り券千円、現場売り1500円。問い合わせは同漁協〈電0558(28)0549〉へ。

 ■那賀川・岩科川 松崎町の那賀川漁協(松崎町商工会)によると、昨年7月に7センチ前後のアマゴ計2300匹を那賀川の池代、下流で合流する岩科川の八木山地区に分散放流した。適度に雨があったため、水位は安定している。釣り方は餌、フライ、テンカラ。ポイントは那賀川が大沢―池代、岩科川は八木山周辺で水深のある所を探るといい。

 遊漁期間は9月30日まで。年券6千円、日釣り券千円、現場売り1500円。問い合わせは同漁協〈電0558(42)0470〉へ。

 ■仁科川 西伊豆町の仁科川漁協によると、昨年8月1日に7センチ前後のアマゴの稚魚2200匹を一色、禰宜ノ畑、白川など5カ所に放流済み。釣り方は餌、ルアー、フライ、テンカラ。解禁当初の餌釣りはイクラ、ブドウ虫を使うといい。水位は平水より若干少なめ。ポイントは禰宜ノ畑周辺やその上流を釣るといい。流れの深場や岩の陰を探る。

 遊漁期間は10月31日まで。年券6千円、日釣り券千円、現場売り1500円。問い合わせは同漁協〈電0558(52)0162〉、樹泉庵〈電0558(58)7177〉へ。