三島市一番町15の21付近

 ■全用途上昇率三島市が2位、首都圏通勤圏で人気 伊豆の沿岸部、需要低迷

 国土交通省は21日、2017年1月1日現在の全国地価を公示した。県内全調査地点の平均変動率は、住宅地が前年比0・8%下落、商業地は0・4%下落で、どちらも9年連続で下落した。下落幅は前年より縮小した。市町別の変動率を見ると、伊豆地区で上昇したのは三島市だけで、0・1%の上昇だった。同市の上昇率は静岡市や浜松市を上回った。

 県内地価は、インフラ整備や投資需要の活発化などにより中心部の住宅地や駅周辺の中心商業地で堅調な需要を示した。一方で沿岸部や郊外では、津波などの災害リスク、人口減少、供給過剰などにより需要が低迷した。

 住宅地、商業地に工業地を合わせた全用途平均変動率の市町別順位を見ると、三島市は長泉町(対前年比0・6%上昇)に次いで県内2位だった。首都圏への通勤圏として人気が高いことが主な要因とみられる。

 全用途の平均変動率の市町別順位の下位は、ほとんどが沿岸部の市町。伊豆地区では伊豆市(対前年比2・7%下落)が下から4番目、河津町(同2・4%下落)が同じく5番目となった。沿岸部回避傾向に加えて人口減少の影響もあり、下落要因は複合的になっている。

 県内の1平方メートル当たりの平均価格は住宅地が7万2900円、商業地が14万5800円。市町別平均価格順位の1位は住宅地が長泉町の11万6200円、商業地が静岡市の26万7900円だった。伊豆地区の市町は、住宅地で三島市(9万9300円)が4位、伊豆の国市(7万5400円)が7位、商業地で三島市(18万6700円)が2位、熱海市(12万500円)が8位、伊豆の国市(9万1600円)が10位に入った。

 市町別最高価格地点順位の1位は、住宅地が浜松市中央1の8の27の25万9千円、商業地が静岡市呉服町2の6の8の146万円。伊豆地区では、住宅地で三島市大宮町2の13の15の15万6千円が3位、函南町仁田字堀之内151の6の9万8400円が9位、商業地で三島市一番町15の21の30万6千円が4位、熱海市銀座町5の9の14万円が8位に入った。

 公示地価は、土地取引価格の指標になるよう、地価公示法に基づいて国交省土地鑑定委員会が公表する毎年1月1日時点の地価。県内の調査地点(標準地)は32市町の672地点で、松崎町、西伊豆町、沼津市戸田地区には設定されていない。

 【写説】三島市一番町15の21付近

 【写説】函南町仁田151の6付近

 【写説】熱海市銀座町5の9付近

 【写説】伊東市東松原町9の2付近

 【写説】下田市二丁目11の19付近

 【図説】伊豆地区の公示地価