三島市大場は、しゃぎり発祥の地といわれています。歴史をたどると1532年、三嶋大社の舞役だった幸若惣太夫(こうわか・そうだゆう)が大社例祭で「幸若舞」という舞を演じるために創曲して、地域に伝わったといわれています。惣太夫は大場に住んでいたとされるので発祥の地といえるでしょう。

 だからこそ次代へ「昔ながら」を継承したい。そう思って、子どもが大人のように演奏するのは技術的に大変なのですが、練習時間を増やしてでも原型を崩すことなく取り組んでいます。練習は毎年5月初旬から8月下旬まで週3日、行っています。笛、太鼓の大胴(おおどう)小胴(こどう)摺鉦(すりがね)で12曲を練習します。

 子どもたちには、みんなはふるさとの音色を途絶えさせない係なんだ、と伝えたい。スポーツと違い勝敗はありませんが、みんなで一つのものを作り上げる感動や達成感を知ってほしい。