「ルドルフとイッパイアッテナ」を紹介する松原さん

 初めてこの本に出合ったのは小学5年生の頃でしょうか。「ルドルフとイッパイアッテナ」(作・斉藤洋、絵・杉浦範茂、講談社)を私は何度読み返したか分かりません。

 2匹の猫の冒険物語です。その片方の野良猫・イッパイアッテナは、餌をくれる多くの人間から別々の名前で呼ばれます。彼は名前にこだわりません。その瞬間を自由に生きるのです。子どもの頃、その自由な暮らしに憧れたものです。

 またこの本は人間と別の視点をくれます。普通のおばさんが猫には魔女に見えます。町を歩くだけでも景色が違います。空想の世界で遊べるのです。

 本当に大好きな本で20代で買い直しました。昨夏映画化もされました。自分が猫になったつもりで、ぜひ読んでみてください。

 南伊豆町、南伊豆コーディネート&女性釣り師 松原淑美

 【写説】「ルドルフとイッパイアッテナ」を紹介する松原さん