91センチ、7.3キロと85センチ、6.3キロのワラサ=伊東市の伊東港

 伊豆の河川でアユ釣りが続々と解禁されている。河津町を流れる河津川も4日、待望の解禁を迎えた。午前8時の時点で約200人が入釣した。

 東京都渋谷区から訪れた自営業大竹隆元さん(36)は、中流部の豊泉橋上流で友釣りを楽しんだ。大竹さんは友釣り歴29年で、子どものころから河津川でアユを釣っている。「優しい渓相で安全に楽しめる。ゆったり、のんびり釣りができるところがいい」と魅力を話した。

 さおはシマノ・競RS9メートル、天井糸はフロロ0・6号、水中糸は複合メタル0・06号、針は6・5号の4本イカリを使った。

 水位はマイナス8センチの減水だが、アカの付き具合は良好。水位が低いため川岸に立ち、手前からオトリを泳がせた。オトリの追いは良く、流芯や流れの脇などポイントを選ぶことなく、順調にアユが掛かってくる。対岸近くよりも、手前の方が掛かりはいいようだった。

 午前11時ごろまでの釣果は10~19センチが30匹。15~16センチが中心にだった。大竹さんは「今年の解禁日は例年になく好調。気温が上がってくれば、もっと釣れるだろう」と期待を込めて話した。

 ■アジ泳がせて850グラム 東伊豆町白田堤防、ヤエンでアオリイカ

 伊豆各地でアオリイカが順調に釣れている。1キロ前後から、大きいものでは3キロ級も上がっている。

 東伊豆町片瀬の白田堤防で2日、東京都江戸川区の会社員清水誠也さん(45)は、ヤエン釣りで850グラムを釣り上げた。清水さんはヤエン釣りを始めて約1年。同堤防のほか南伊豆町の妻良港などに月2、3回釣行している。

 使用ざおはダイワ・アオリワン5・1メートル、リールがシマノ・アオリスタBB3000、道糸はフロロ1・5号を使った。針はヤエン用のヨリモドシ付きの中を道糸に直接結んだ。餌は活(い)きアジで、尾びれ近くのゼイゴの部分に針を刺した。

 約10メートル投げてアジを泳がせる。アジが浮き上がらないようにさおで操作し、中層を探っていった。

 午後2時半ごろ、イカが餌に抱き付いたようなアタリがあり、3~4分待って道糸にヤエン(掛け針)をセットし、水中に投入しフッキングさせた。30~40メートル沖に走られたが、慎重にやり取りし釣り上げることができた。清水さんは「何とか1匹釣ることができた。これで気持ち良く帰れる」と笑って話した。

 ■アオリイカ大会中間成績発表 熱海のF・サンワ

 「第5回熱海アオリイカ釣り大会」を開いている、熱海市和田浜南町のフィッシングショップ・サンワはこのほど、中間成績を発表した。1位7・06キロ、2位5・22キロ、3位4・86キロ(ヤエン、浮き釣りでアオリイカ2匹の総重量)。大物は3・96キロ。大会期間は30日まで。1~3位、10位、大物賞には豪華商品が贈られる。

 ■菊間将人の釣りコラム48=ウキ消し込み7・3キロ カマス活きエサで狙うワラサ―伊東市・伊東港 

 アブラカマスの活(い)きエサで狙う本命魚はワラサ(ブリの若魚)である。その魅力はなんと言っても“強い引き”だ。スプリンター特有のトルクとスピードにあふれる強烈で、時には数十分に及ぶファイトは、他魚では体感し得ない醍醐味(だいごみ)である。

 2月下旬の早朝、伊東港でカマスを狙うとアタリが連発し、早速、泳がせ仕掛けをキャストした。すると1分後、浮きが「ズボッ」と一気に消し込み、リールからミチイトがはじけ出ていった。

 「このアタリはワラサだ!」と確信し、エサを飲み込むまで20秒待った。そしてハリ掛かりするかどうか? ドキドキしながらアワセを入れると確かな手応えがあり、ロッドは根元から大きな弧を描いた。次の瞬間、リールのドラグが滑らかに作動し、その音が心地よく鳴り響いた。

 ワラサでは近縁種のヒラマサ、カンパチのように根ズレでラインを切られることはあまりない。そのため、やり取りはワラサが強く引けばドラグを効かせてミチイトを送り、引きが弱くなればポンピング(ロッド操作)でリールを巻いて、少しずつ距離を詰めていく。このときは、これを5分ほど繰り返した。最後に仲間にタモ入れをしてもらい、手にしたワラサは良く肥えた6・3キロだった。

 さらに休むことなく仕掛けをキャストすると、またすぐにウキが入った。ハリ掛かりしてからの重量感から「今度の方がデカイ!」と判断し、慎重に7~8分のやり取りをした。

 さすがに続けざまのファイトで途中、息が上がったが、やっと取り込んだ2匹目は7・3キロと、やはり一回り大きかった。シーズン終盤にほんの短時間で、コンディションの良いワラサが2匹も釣れたのは、本当にラッキーだった。

 ワラサは本来、船釣りのターゲットであり、それが堤防から手軽に釣れる伊豆の海の豊かさと懐の大きさに、心から感謝したいと思った。

 この日はダイワから6月に発売される、カゴ釣り用スピニングリール「トーナメントISO5000遠投」のプロトモデルをテストした。

 このシリーズは10年ぶりのフルモデルチェンジで、この期間に培われたニューテクノロジーを満載している。特に大型魚をターゲットにするリールのため「ドラグ性能、巻き上げ力、耐久性」の3要素に注視し、3カ月間テストをした。

 その結果、ドラグはATD(オートマチックドラグシステム)により、滑り出しが極めてスムーズで微調整のピッチが広く、魚に暴れられにくいと感じた。また、高精度で高強度なギアとボディー剛性、そしてエアローターの相乗効果により、魚を掛けた高負荷時でも、リトリーブフィールはとても軽快だった。これらの性能がより鮮明に分かり、自信を持ってお薦めできると感じた。

 タックルはロッドが大島5―53遠投、リールは文中参照、ミチイトはアストロン遠投SP28号、ハリスディーフロン船ハリス10号、ウキがアローライナーEVA8号、ハリは親バリオナガ14号、孫バリトレブル#3。

(伊東市、ダイワ・フィールドテスター)

 【写説】好調に数を伸ばした大竹さん=河津町の河津川

 【写説】850グラムのアオリイカを手にする清水さん=東伊豆町片瀬の白田堤防

 【写説】91センチ、7.3キロと85センチ、6.3キロのワラサ=伊東市の伊東港

 【図説】伊豆釣行場所

 【図説】伊豆釣行潮時