「若おかみは小学生!」をPRする矢田さん

 私のおすすめの一冊は「若おかみは小学生!」(令丈ヒロコ著、講談社)です。

 交通事故で両親を亡くした関織子こと「おっこ」は静かな温泉街、花の湯温泉にある春の屋旅館に引っ越してきた。そこにはユーレイのウリ坊がいた。ある日おっこは同級生でライバル旅館の跡取りである秋野真月のいやみに思わずたんかをきってしまう。「あたしは春の屋旅館をりっぱな旅館にしてみせるんだから」。おかみであるおばあちゃんのもとで若おかみ修行が始まる。しかし、やる気が空回りしてしまう。ウリ坊に励まされ、自分のできることをしようと決意を新たにする。

 周りの人に助けられながらおっこが成長していく姿は心打たれます。気持ちが落ち込んだとき、なにかに悩んだとき、少し気持ちを軽くしてくれる。そんなお話です。

 熱海市立図書館職員 矢田沙織

 【写説】「若おかみは小学生!」をPRする矢田さん