按針祭パレードに加わるディズニーの仲間たち (C)Disney

 伊東市は10日、市制施行から70年を迎える。職員として市政に関わった人や市と同じ70歳の人たちの声などを聞き、伊東市がこれまで歩んできた道を振り返る。市内最大のイベント・按針祭は今年、4~11日を「按針祭ウイーク」とし、連日、多彩なイベントを開催して節目を華々しく祝う。記念事業の一つ「花と海といで湯の街プロジェクト」も紹介する。

 ■夢と希望を形に未来を拓こう 伊東市長・小野達也

 市制施行70周年の記念すべき年に、第19代伊東市長として市政のかじ取りを担える喜びを感じるとともに、その責任の重大さに身の引き締まる思いであります。

 昭和22年8月10日の市制施行から本年で70年を迎える伊東市では、市制施行70周年を記念したさまざまな事業を展開しているところであります。

 また、この記念すべき節目の年を次の時代に向け新たな一歩を踏み出す年と位置付け、「伊東の魅力を発信し、文化力を高め、観光の振興と産業の育成によって、みんなが夢を形にできる未来を拓(ひら)く」ため、公約に掲げた(1)みんながつくる伊東市(2)みんなが楽しい伊東市(3)みんなが暮らす伊東市−の三つの柱を軸に、市民の声が直接届く「ボトムアップ方式」の市政運営を推進し、市政のさらなる発展につながていきたいと考えております。

 さらに、改めて先人の業績に感謝する中で、今日まで市民の皆さまとともに築き上げた豊かな自然、伝統ある歴史・文化などのかけがえのない「郷土の宝」をいつまでも大切にするとともに、伊東市の将来像である「ずっと住みたい また来たい 健康保養都市 いとう」の実現に向け、夢と希望を形に「未来を拓き」、有言実行で市民が主役の明るい伊東をつくり上げていくため、全力で市政運営に当たってまいります。

 ■ディズニーも特別参加 按針パレードがグレードアップ

 伊東市の松川河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)をたたえる、同市最大のイベント「按針祭」は、71回目となる今年、市制施行70周年記念事業として、4日開催の按針パレードに東京ディズニーリゾートのスペシャルパレードが特別参加する。コースは国道135号バイパスの市営海浜プール付近からなぎさ公園付近までの約900メートル。スタートは按針パレードが午後5時45分、ディズニー・パレードが6時。

 按針パレードは伊東で建造した洋式帆船「サン・ブエナ・ベンツーラ号」の模型をはじめ、ガールスカウトなど市内の子どもたちの団体、按針や縁のある人に扮(ふん)した団体、市民団体ら総勢180人が参加する。ディズニー・パレードは、ミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドダック、プルートなどキャラクター8体がパレード用の車両「リマウジン2」と「ドリームクルーザー2」に乗って登場する。地元のキッズダンサー約60人も参加し、ディズニー・パレードを盛り上げる。

 パレードの実施に伴い、午後4時~7時半、同バイパスの伊東パウエル前交差点−市観光会館前交差点は交通規制される。市は会場周辺は駐車場が少ないため、公共交通機関の利用を呼び掛けている。

 問い合わせは市観光課〈電0557(36)0111〉へ。

 ■ブーゲンビリアで回廊

 市制70周年に合わせ、伊東市は市内各地にブーゲンビリアを植樹する記念事業を展開している。市内の関係団体と「花と海といで湯の街プロジェクト実行委員会」を組織して市民から協賛を募り、植樹を進めている。

 実行委事務局を務める四季不知(しきしらず)の吉川英宏社長は「JR伊東駅前から湯の花通り、キネマ通り、伊東オレンジビーチにかけてブーゲンビリアの回廊をつくり、観光客の周遊を促したい」と狙いを話す。

 記念事業のシンボルとなる鉢植えのブーゲンビリアが先頃、関係者にお披露目された。つるを誘引して「7」と「0」の形にした高さ2メートルほどの鉢植え。按針ウイークの記念イベントの会場を彩るという。

 活動の一環として、市教委の「小学生ふるさと教室」に参加する小学生による植樹も行われた。児童たちが、松川藤の広場前遊歩道や川口公園に150本ほどのブーゲンビリアを植えた。

 【写説】按針祭パレードに加わるディズニーの仲間たち

 【写説】市制70周年を祝う「70」の形をしたブーゲンビリアがお披露目された=松川藤の広場

 【図表】第71回按針祭行事一覧