「剣は心なり。心正しからざれば、剣また正しからず。剣を学ばんと欲すれば、心より学ぶべし」−幕末の剣豪島田虎之助の言葉である。とても身に染みる名言である。

 子どもたちには稽古の中で「技を磨き心を磨こう」とよく口にする。基本を重視した「正しい剣道」を身に付けていく中で「心を強くする」ことをモットーに日々こどもたちと汗をかいている。

 試合での勝利を目指すことも大切であるが、もっと大切なことがある。あいさつ・思いやり・感謝・やりぬく−礼儀正しさや強い心を養い、自信をもてる人間に育ってほしいと願っている。

 少子化の中、剣道人口も減りつつある。しかし日本の伝統文化を受け継ぐ剣道にはたくさんの魅力が隠されている。一人でも多くの子どもたちが剣道を志してくれるよう、これからも力を尽くしていきたい。