「パパのしごとはわるものです」と「パパはわるものチャンピオン」を紹介する望月さん

 私のお薦めの一冊は板橋雅弘さん作の「パパのしごとはわるものです」と「パパはわるものチャンピオン」(ともに岩崎書店)です。

 「おとうさんのしごと」を調べるためにパパの運転する車にこっそり乗って着いた先はプロレスの試合が行われる体育館。正義のヒーローと悪役覆面レスラーとの試合を観ているうちにパパの正体が悪役覆面レスラーであることに気付きます。

 次作ではチャンピオンの防衛戦で再び同じ相手。反則技を繰り出し今度は勝利を収めます。パパの正体と闘い方に不満なぼくに、パパは「がんばってわるいことをしている」「パパはわるものチャンピオンだ」と胸を張ります。そんなパパの姿に最初は納得できなかったぼくも誇らしく思うようになります。

 親の仕事に興味を持ち始めた子どもたちにぜひ読んでほしい絵本です。

 熱海市立図書館職員 望月則孝

 【写説】「パパのしごとはわるものです」と「パパはわるものチャンピオン」を紹介する望月さん