目的に適した運動で効率的に効果が得られる

 夏も終わりに近づき、これから体を動かしやすい季節になってきますね。今回は「運動の効果を出すために知っておきたいこと」についてお話します。

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 まず初めに運動の目的を明確にすることです。効果は運動の方法によって違うからです。例えば「足腰を強くしたい」方が、毎日ウオーキングをしたところで目的は達成できるでしょうか? 確かに下半身の筋肉を動かしていますが、ウオーキングは呼吸や血液の循環をつかさどる器官を強化できても、筋力を強くすることは基本的にはできません。

 筋肉を強くしたいなら、反復回数が少なくても筋肉に疲労感を感じるように運動を行う必要があります。まずは15~18回くらい繰り返した時点で疲労を強く感じる程度の運動をしましょう。さらに筋力を高めたい場合は、8~10回で強く疲労を感じるような強い負荷の運動を行いますが、十分に運動に慣れてから行ってください。

 疲れにくい体づくりを目的にするなら、少し軽めの負荷で20回以上、数多く繰り返した時点でやや強い疲労を感じる程度の運動を行うと効果があります。

 心肺持久力を高めることを目的とするなら、ジョギングやランニングのような少し息が弾む程度の運動を、運動不足解消や健康のために行うならウオーキングなどの軽めの運動を10分以上続けて行うようにしましょう。

 その他にも「柔軟性を高めたい」「瞬発力を高めたい」などさまざまな目的があると思います。ただやみくもに運動を行うのではなく、それぞれの目的が違えば運動方法も変わることを理解して、効率よく効果的な運動を行いましょう。

【県総合健康センター所長=指定管理者シンコースポーツ・木本愛郎 電055(973)7000】

 【写説】目的に適した運動で効率的に効果が得られる