礼に始まり礼に終わる−。まずは礼儀をしっかりと身に付けてほしい。そのために基本としてあいさつは徹底している。極真会館では返事は必ず「押忍(おす)」。返事は相手に聞こえていなければしていないのと同じになってしまう。とにかく大きな声で、しっかりと返事するよう何度も言っている。道場を巣立った子どもが街中であいさつをしてくれることもあり、それが指導者としての喜びでもある。

 指導者となって10年ほどだが、子どもたちへの指導は「細く・長く」を大切にしている。1回道場に来るたび、一つの技を覚えて返ってくれれば良いと考えている。

 現在子どもたちには多くの選択肢がある。「別のスポーツを始めたい」と考えたらそれを応援する。多くの経験がその子の人生の糧となる。この道場での経験も一つの糧にしてほしい。