「孤島の冒険」を紹介する諏訪村さん

 熱海市立図書館では月に1回、「あたみ図書館くらぶ」がブックトークなどで小学生に本を紹介している。私が今年5月に紹介した本は「孤島の冒険」(N・ヴヌーコフ作、島原落穂訳、フォア文庫 童心社)。小学校高学年から大人まで薦めたい本だ。

 14歳の少年が、夏休みに乗った海洋調査船の甲板から大波にさらわれ、オホーツク海の無人島に漂着する。少年はこれまでに体験したことや知識だけで、たった一人懸命に47日間を生き延びるが、なんと実話をもとにした話だった。絶版だが図書館にあるのでぜひ。

 私は「孤島の冒険」を新聞の記事で偶然に知ったが、小学生には、本を手渡す大人がいるといい。「あたみ図書館くらぶ」がたくさんの本を紹介するので、心に残る本と出合ってほしい。

 あたみ図書館くらぶ 諏訪村京子

 【写説】「孤島の冒険」を紹介する諏訪村さん