衆院選たけなわ。公示後、最初の週末を迎え、各候補の舌戦は一段とヒートアップすることだろう

 ▼本紙は衆院選に当たり、さまざまな有権者から課題を聞いた。観光従事者は観光客の減少、介護従事者は低賃金と労働力不足、農林水産業は、後継者難と収入減などを訴え、商店主は商店街の衰退を憂えつつも有効な対策が見つからず、頭を抱えていた

 ▼過疎化や少子高齢化が加速する伊豆では、介護や福祉、医療の充実、企業誘致や若者の働く場の確保などの課題が共通する。伊豆西南部では、交流人口の拡大、救急、防災、物流など多角的な観点から伊豆縦貫自動車道の早期完成と、交通インフラ整備を望む声が多い

 ▼伊豆縦貫道は、1987年の全国総合開発計画(四全総)で、全国1万4千キロの高規格幹線道路計画に位置付けられた路線。全国の高規格道路は2015年度末で1万1300キロに及び、整備率は80%を超える。三浦も房総も紀伊半島も先端まで高規格道路網が延びているのに、伊豆だけが取り残された形だ

 ▼その原因は、地域の団結力や熱意の欠如など複数あるだろうが、政治力も無関係ではあるまい。一番熱心に取り組んでくれるのは誰か。候補者の主張にしっかり耳を傾けたい。