増田悦男さん

 ■暗闇の中、釣り人救助

 36年間にわたり、火災予防業務を中心に、現場での消火活動や火災原因調査に当たった。予防課長として重油タンクなどの検査や管理に取り組んだ。「やってきたことが認められ、うれしく思う。チームワークのたまもので、個人の力ではなしえなかった」と仲間に感謝し、受章を喜ぶ。

 県立伊東高を卒業後、海上自衛隊に入った。2年後に伊東市消防本部消防士となった。「自衛隊の頃も消火隊に所属していた時期があった。消防士に向いていたと思う」と語る。

 特別救助隊の第1期生として活動していた1971年夏、宇佐美御石ケ沢で崖から転落した釣り人の救助に当たった。「真っ暗な中、担架を担いでみんなで夜の海を泳いだ。漁船まで救助できたときは本当にうれしかった」と述懐する。

 現在は保護司として保釈中の面談や指導など、犯罪者の更生に尽力している。十足で妻と子どもと5人暮らし。68歳。

 【写説】増田悦男さん