第2回韮山反射炉世界文化遺産記念将棋大会(中)

 ■脇本秀信四段(伊豆の国市) □西山嵩人四段(伊豆の国市) 観戦記・小池定栄(日本将棋連盟伊豆地区支部連合会会長)

 反射炉が世界文化遺産として認定されて以降、末永く後世に保存することを世界に約束したことになり、劣化しつつある反射炉をいかに保存すべきか? 市と専門家による研究・検討が進められ、その保存には膨大な費用が必要とされる。一方、年々観光客は減少傾向にあり、市としても大きな重荷となるやもしれない。地域の団体も市と真剣に連係し、いくつものプロジェクトを作り検討。ぜひ成功を望みたい。

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 現在の反射炉周辺は昔と比べ、道路の整備、駐車場、ガイダンスセンターの設置などによって世界遺産にふさわしい環境整備がなされ、これまでの設備投資と維持管理費、さらに劣化による反射炉の修復に膨大な費用が必要となる。国内のみならず世界にPRし、地域社会が潤い発展することを期待してやまない。

 局面は中盤に入り駒が激突し、さばき合いに突入していく。

 □4四角と飛車に当て■これに合わせ6六角とし、□7四歩に■角交換後、6六銀と引く。以下、4六歩、7三桂、4七金、8一飛とし、3六歩を見て、4一飛と□は再び飛車を4筋に振り、■も4五の地点を守るため、3七桂と指した局面(途中図)。

 手持ち駒■角歩□角と■手持ち一歩あり、やや優位かと思われるのですが、□の4一飛が4筋ににらみを利かせ、一方■飛は8八の地点に居候、今一の働きが鈍い点が気にかかる。

 途中図以降、□は6五歩■7七銀と引き□6二金と戻す。この一手は手持ちの一手なのか理解しにくい。■6六歩に対し□5四銀■の6五歩に対し同銀から7六歩を狙い■を押さえ込み狙うか。局面は次第に激しくなりそうである。予想では6、7筋の戦いかと考えられたが、□4五歩と突き、4筋の戦いを仕掛けた。

 ■同歩とし、□同歩と、5五銀どちらを選択するか注目するも、指し手は5五銀、この手は最善手かもしれない。

 □は■陣の押さえ込みを狙ったのかも知れない終盤に入り□優勢と判定する。

 しかし、勝敗の行方は最後まで分からない。

■7五銀  □4四角

■6六角  □7四歩

■4四角  □同歩

■6六銀  □5二金

■4六歩  □7三桂

■4七金  □8一飛

■3六歩  □4一飛

■3七桂(途中図)

      □6五歩

■7七銀  □6二金

■6六歩  □5四銀

■7五歩  □同歩

■6五歩  □4五歩

■同歩   □5五銀

 【図版】途中図(■3七桂まで)

 【図版】指了図(□5五銀まで)