「日本の昔話」を手にする田之倉さん

 子どものころに聞いた昔話はいつの間にか忘れてしまっていますが、改めて聞くとなぜか懐かしいものです。今は失われてしまったことやものが出てくるからでしょうか。「日本の昔話」(福音館書店)には、北海道から沖縄まで日本の各地に伝わるお話が全5巻(新年、春、夏、秋、冬)に分かれて載っています。「日本の昔話は四季を色濃く反映していて、四季にともなう農作業や、季節をくぎる行事を中心にストーリーが展開していくことが多いのです」(後書きより)。

 子どもでも読めますが、大人が話してやると子どもたちはさらに喜びます。私の好きなお話は第1巻の「きつねの玉のとりあい」。おさんぎつねとじいさんのちえくらべに笑ってしまいます。

 あたみ図書館くらぶ 田之倉幸代

 【写説】「日本の昔話」を手にする田之倉さん