自身の理念や信念を語る遠藤会長=下田市柿崎

 「従業員の物心両面の幸せと地域の発展に貢献する」をモットーに、食品企業経営者の道を歩んできた。

 下田市柿崎出身で旧県立下田南高卒。漁協や地元企業に勤務した後、現在の会社を設立した。採用では年齢にこだわらず「気力」を重視するなど独自の方針で経営を推進。市内に7事業所を構え、主力の弁当を常時50種類以上製造・販売するまでに成長させた。

 新規事業の成功、失敗などを重ねた経験から複数の集団との関係を構築する「コミュニティー力」を重視する。「実践できている人は少ないが、会社と個人の両方のコミュニティーを築くことが大切。多くの良い関係をつくり連携ができれば“武器”になる」と話す。

 地域貢献の理念の下、伊豆半島の特産品を中心に取り扱う商業施設「IZUSORA(イズソラ)」を今月オープンさせた。目標は“多くの人にまねされる商売”になること。「同形態の施設が増えて一つの産業に成長すれば、1次産業が回復し伊豆全体が元気になる。自分の代では無理でもいつか必ず実現させたい」

  ◇下田市柿崎1105の53〈電0558(27)1199〉。2005年設立。従業員25人・パート70人。食料品、弁当の製造・販売などを手掛ける。

 【写説】自身の理念や信念を語る遠藤会長=下田市柿崎