日本棋院伊豆支部新年総会 Bクラス特選譜(上)

 ■黒・早川勉(函南)定先 白・佐藤藤一郎(中伊豆) 観戦記/宗像克典(日本棋院伊豆支部長)

 さる1月17日水曜日、日本棋院伊豆支部の総会が行われ、同時に新年碁会が開催されました。

 今年から伊豆支部は毎月第3水曜日に月例会を開くことにしました。これは、土・日曜が伊豆各地で月例会や大会が行われることが多いことから、愛好者ができるだけ多くの対局機会に参加できるようにとの狙いがあります。開催場所は中伊豆交流センター、韮山時代劇場、函南町西部コミュニティセンターの3カ所にて持ち回りで行います。どなたでも参加できますのでお近くの方はぜひお越しください。開催場所は伊豆日日新聞記事にも掲載されます。

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 さて今日からはこの新年碁会Bクラスの優勝を左右した対局をお伝えします。この碁は検討していくと大変勉強になる展開となりました。特に上級者には参考にしてほしいと思います。

 右下はブツかるごつい手がでました。普通白8では9ハネダシか15ハネですが、これもなくはない手です。

 二目の頭を自らたたかれにいくので筋が悪いとかハメ手くさいとか言われ、お勧めはできませんが変化が多くて勉強材料になります。黒11はハマり気味。ここで網羅できないくらい、いろいろな打ち方がありますので参考図1に簡明な実戦例を掲げます。白は先手で地があり、黒の厚みは大したことがなさそうに見えますが、白aが無駄になり、黒cにツケられると外が厚くなるので部分的にはこのあと白bにでも打ちたい感じです。

 白16では「い」か「ろ」あたりがふつうか。いずれ黒から14の左キリや14の上ツケが残ります。

 白24は疑問で凝り形。14左キリや逃げ出し狙いのシチョウアタリをおそれたのでしょうか。仮に参考図2の白1と打ち、黒がシチョウ良しと仮定して逃げようとしても白7以下黒A白B黒ツギ白Cでこちらへのシチョウです。

 黒35は白36とかわるので打たないほうがいい手、黒「は」に打って出切り狙いや眼形を脅かしたい所です。

 黒41と打ち込み、局面が忙しくなってきそうです。

 【図版】第1譜(1~41)

 【図版】参考図1、2