「ウイルス性肝炎」ってお聞きになったことがありますか? 肝炎ウイルスの感染によって起きるウイルス性肝炎は、国内最大級の感染症と言われています。日本では、B・C型肝炎ウイルスによるものが大半で、C型は約100人に1人、B型も50歳代以上は約100人に1人が感染していると推測されます。B・C型共に血液で感染します。若い世代では、性行為によるB型の感染も見られます。

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 肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、自覚症状がなかなか現れず、気付いたら重症化し、命を脅かす…ということもあります。肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で分かります。

 健康診断で行う肝機能検査では、肝炎ウイルスへの感染は分かりませんので「肝炎ウイルス検査」を受けることが必要です。検査については、お住まいの市町や保健所にお問い合わせください。

 早めに検査を受ければ、肝炎ウイルスに感染していても、適切な治療を受けることができ、症状の進行を防ぐことができます。C型肝炎は2、3カ月の服薬で治る時代になっていますし、B型肝炎は服薬でウイルスの活動を抑えることができます。

 「肝心(腎)要」と言われるように、肝臓は体に必要なものを作り、いらないものを壊す重要な臓器です。あなたの健康を支えてくれている無口な働き者の肝臓のこと、肝炎のこと、ぜひ知ってください。

【県東部健康福祉センター地域医療課・森下かおり 電055(920)2109】