「濃厚フロマージュBOX」を手にする久保田代表=伊東市八幡野の森田屋製パン所

 ■勝負かけたパン、人気

 森田屋製パン所を経営する久保田誠さん(53)の次女。父親の作るフロマージュパン(チーズパン)が「日本で一番おいしい」とずっと思っていた。でも、知っている人はあまりいない。そこで「もっと多くの人に食べてもらいたい」と昨年、専門店を設立した。

 メーカーに勤めながら夜間と土・日曜日を使って準備を進めた。おいしさがより伝わるよう商品名を「濃厚フロマージュBOX」に変えた。パッケージやロゴシール、リーフレットも新たに作った。

 9月、横浜市で開かれたパンフェスに、3日間徹夜で焼いたパン千個を持ち込んだ。「勝負をかけた。だめなら持って返ればいいと腹をくくった」。用意したパンは3時間で売り切れた。口コミで人気が広がり、一時は予約待ちの状態が続いた。

 第2弾として売り出した「クリームチーズのホワイトフロマージュ」も評判を集める。「今年中に店舗を持ちたい。商品のラインナップも増やしたい」と早くも次を考えている。

 ◇伊東市八幡野1189の147(森田屋製パン所内)。2017年6月設立。従業員は両親を含めた3人。新商品の開発や今後の展開などについては、家族会議で検討する。

 【写説】「濃厚フロマージュBOX」を手にする久保田代表=伊東市八幡野の森田屋製パン所