「さわってごらん!よるの星」を手にする鈴木さん

 私がお薦めする一冊は「さわってごらん!よるの星」(ひさかたチャイルド)という絵本です。

 「こんいろのそらがおりてきて、おひさまにさよならする」と語り掛けるようにこのお話は始まります。夕方から夜が深くなり、やがて朝が来る。ただそれだけの毎日の景色が奇跡の時間だと教えてくれます。

 派手な仕掛けではありませんが、指先でこすったり、なでたり、息を吹きかけたりすると現れる場面の展開にまるで魔法に掛かったように引き込まれていきます。そして最後のページで朝が来た時、大人も子どもも希望に満ちた温かい気持ちを共有できたら良いと思います。

 親子で抱っこして読んでも、たくさんの子どもたちの前で読み聞かせても、キラキラした瞳と幸せな時間を運んでくれます。

 下田保育所主任保育士 鈴木仁枝

 【写説】「さわってごらん!よるの星」を手にする鈴木さん