夏も近づき、ビールもおいしい季節になってきました。外食、バーベキュー、家庭で鶏肉料理を食べる機会が増えます。今回は肉類の加熱不足による食中毒のうち、近年全国的に増加している「カンピロバクター食中毒」の防止対策についてお伝えします。

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 カンピロバクター菌は、家畜などのあらゆる動物の腸管内に存在しています。食肉に加工される時、菌が肉に付いてしまうことがあり、特に鶏肉から高い割合(20~100%)で見つかっています。この菌は少ない菌量でも食中毒を起こすため、新鮮な鶏肉でも危険です。

 菌に汚染された肉を生焼け、または刺し身やたたきなど生に近い状態で食べて感染する例が多くみられます。食中毒にならないために、特に外食の際にはよく加熱された料理を選んでください。また、バーベキューや家庭では次のことに注意して安全においしい料理を楽しみましょう。

 (1)菌をつけない−箸やまな板などの調理器具は肉用・野菜用など使い分け、生肉を扱った手や器具を洗わずに他の食材を扱うことは避けましょう。

 (2)菌をやっつける−鶏肉を調理をする場合には、肉の中心部が桃色から白く変わるまで(75度以上で1分間以上)よく加熱しましょう。使用した調理器具は洗剤で洗った後、熱湯を十分にかけるか、塩素系漂白剤に1分以上浸けるなどして消毒し、良く乾燥させましょう。

【県東部保健所衛生薬務課・遠藤真琴 電055(920)2102】