ふくらはぎや太ももを鍛える運動

 今回のテーマは「手軽にできる体力チェックとお勧めの運動」です。最近では少なくなりましたが、ひと昔前は学校や体育イベントなどで体力測定が盛んに行われていました。種目は握力、背筋力、柔軟性、敏しょう性、反射神経、バランス、肺活量など数多くの測定が行われていました。

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 これらの中で年齢が進むにつれ大きく低下する種目が、柔軟性とバランスです。中年期を過ぎたらこの2種目の能力低下を防ぐことがポイントになります。それではチェックしてみましょう。

 まずは柔軟性です。かかとをつけつま先をやや開いて立ちます。息を吐きながらゆっくり体を前に曲げ、指先を床に近付けてください。指先が地面に届いたら合格です。

 次にバランスの測定です。目を閉じて片足で立てる時間を計ります。10~30秒間程度立っていられればおおむね良好となります。70秒間以上なら最高の評価です。ただし高齢者の場合、目を開けた状態で15秒未満で運動器不安定症の、20秒以下で転倒の―リスクが高まるという研究結果もあり注意が必要です。

 柔軟性を高めるには、ストレッチ体操やラジオ体操などの柔軟体操を日常的に行うようにしましょう。バランス能力を高めるためには、ふくらはぎや太ももを鍛えるような運動を行い、日常生活では、片足立ちで靴下を履くようにする、歯を磨く時などに片足で行うといったように、片足でバランスをとる機会をつくってみてください。【県総合健康センター所長=指定管理者シンコースポーツ・木本愛郎 電055(973)7000】

 【写説】ふくらはぎや太ももの運動でバランス能力鍛えよう