タクシー業界の現状を語る原社長=熱海市春日町

 「タクシーはいろいろな人に接することのできる魅力ある業界」と力を込める。大学卒業後、喫茶店経営を経て、義父が創業した熱海泉都タクシーに専務として入社。事務や運行管理を担いながら、タクシー業のノウハウを学んだ。

 20年を経た2005年、経営を受け継いだ。「車両台数が少なく家族的な会社なので、和を大事にしている。熱海に来たお客さんが一番最初に会うのがタクシー運転手。だから従業員には、お客さんに思いやりを持って接するようにお願いしている」と穏やかに語る。

 運転手の高齢化、担い手不足が業界の課題だが、年配の人が昼間だけ働けるような勤務体系を取り入れるなど、対応を進める。県タクシー協会や同協会伊豆支部の理事を務め、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた接客研修も推進する。「これからインバウンド(訪日外国人旅行者)が増えていく。スマホの多言語対応アプリの活用なども図っていきたい」

 ◇熱海市春日町10の5〈電0557(82)6725〉。1968年7月に創業、市内でタクシー事業を展開する。従業員28人、車両13台。

 【写説】タクシー業界の現状を語る原社長=熱海市春日町