早期発見・早期治療のため健康診断を毎年受け、症状が続く場合は早めに受診しましょう

 戦後、日本では結核が流行していましたが、BCG接種や定期健康診断などの予防対策により、国内の患者数は減少しました。一方、海外では若い結核患者が年々増加している状況にあります。

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 国は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪日前に結核の検査を求める、ビザ発行時に結核に感染していないことを証明書する「非罹患証明書」の提示を求めるなど訪日外国人への対策に力を入れています。

 結核は「不治の病」や「隔離」などマイナスのイメージが大きい感染症かもしれません。しかし、現代では決まった期間(おおむね6~9カ月間)毎日しっかり薬を飲めば治ります。保健所では、結核治療を支援するために家庭訪問を実施しており、医療費を公費で支援する制度もあります。

 また、24日から30日までの結核予防週間には結核予防会から提供されたポスターやパンフレットを用いて、正しい知識の普及啓発に努めています。結核は風邪に似た症状で始まるので、特に体力がある若い人は「大したことがない」と思い、仕事や私生活を優先して受診が遅れてしまうケースが多いです。

 結核は周囲への感染拡大防止のために早期発見・早期治療が重要になります。職場や市町が実施している健康診断を毎年受け、せきや微熱などの症状が2週間以上続く場合は呼吸器内科を早めに受診しましょう。

【県東部健康福祉センター(東部保健所)地域医療課・竹内彩香 電055(920)2082】