処理能力高い合併浄化槽で美しい川や海を守ろう

 皆さんの家のトイレや台所、お風呂などで使ったあとの水(生活雑排水)がどう処理されているかご存じでしょうか。最終的には川や海に流れていきますが、その前に下水道または浄化槽によって処理されています。賀茂地区の下水道は下田市や南伊豆町の一部地域しかないため、同地区の水環境の保全には浄化槽が大きな役割を果たしています。

 賀茂地区には現在約2万3千基の浄化槽が設置され、うち25%に当たる約5500基が合併浄化槽(生活雑排水とし尿を処理)で残りは単独浄化槽(し尿のみを処理)となっています。

 水の汚濁度を示すBOD(生物化学的酸素要求量)は1人1日当たり40グラム(し尿13グラム+生活雑排水27グラム)とされ、それが浄化槽により処理されると合併浄化槽では4グラム、単独浄化槽では処理能力も低く、さらに生活雑排水が処理されないため32グラムが川や海に流れていきます。

 従って、残りの75%の単独浄化槽を合併浄化槽に変えたらどうでしょう。川や海がもっときれいになると容易に想像できるのではないでしょうか。

 単独浄化槽から合併浄化槽への付け替えには、お住まいの自治体から補助金が出ますので、皆さんも付け替えについてご検討ください。

 県は10月を「浄化槽月間」と位置付け、浄化槽の適正な維持管理を推進するための取り組みを強化しています。この機会に地域の水環境について考えてみませんか。

【県賀茂健康福祉センター環境課・杉山智啓[ともひろ] 電0558(24)2053】

 【写説】処理能力高い合併浄化槽で美しい川や海を守ろう