M&Aの進め方2

 前回に引き続き、M&Aの手順を見ていきます。

 (5)の交渉では、双方が妥結できるポイントを探します。

 交渉がまとまると、(6)基本合意契約を締結します。基本合意契約の内容としては、買収スキーム(方法)、買収価格、役員・従業員の引き継ぎおよび雇用条件、基本合意の有効期間、最終契約日、デューデリジェンス(DD・資産査定)の実施とそれに対する売り手の協力、秘密保持義務などを定めます。

 基本合意契約を締結すると、(7)買い手は対象企業のDDを実施します。財務、法務、会計・税務などについて、買収対象企業のリスクの有無とその内容を調査します。

 DDの後に、(8)最終契約になります。DDで洗い出したリスクに基づき、調整をし、その結果を最終契約に反映させます。

 最終契約が成立するとその内容に基づき、(9)M&Aの実行(クロージング)となります。

 なお、M&Aは、買い手の属性の違いで、現在の経営者が買うMBO(マネジメントバイアウト)、従業員が買うEBO(エンプロイーバイアウト)、会社の資産を担保に借り入れをして買うLBO(レバレッジドバイアウト)に分類できます。

(小田原市・伊奈綜合法律事務所、伊豆の国市出身)