■白・郡よし子四段(伊東) 定先・上籠通枝三段(富士) 自戦記/郡よし子

 さて、大会の対戦結果は次のようになりました。Aクラス優勝・郡よし子四段(伊東)準優勝・上籠通枝三段(富士)3位・岡野むつ子三段(千葉)Bクラス優勝・河田定子初段(東京)準優勝・大鹿芙紗子1級(伊東)3位・川森めぐみ初段(神戸)Cクラス優勝・長田比早子2級(静岡)準優勝・荒井登美子2級(静岡)3位・松井禮子4級(東京)でした。

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 大会の翌日は朝7時! から恒例の囲碁連盟会長佐々木氏によるAクラス決勝戦の大盤解説が行われます。佐々木氏にとっては「ナント迷惑な!」? 参加者にとっては「ナントうれしい!」と早朝から毎回大勢が参加し熱心に耳を傾けます。解説は明るくて、エネルギッシュでたくさんの笑いを誘いながら、基本定石・手筋・石の方向等々級位者から有段者まで参考になることばかりで「1~2目強くなった」と全員が感謝です。白日のもとにさらされる対局譜はお恥ずかしい限りですが納得したり、反省したり、目からうろこが落ちたりで、とても有り難いことです。それを参考に棋譜をたどってみます。

 今回、上籠さんとは初めての対局です。彼女とは同い年でお互いに同級生気分。彼女は60歳になって碁を始めすっかりとりこになったとか。私が碁を始めたのは40代。20年の碁歴差ですが、今や既に追い付かれ脱帽です。さて、黒29の切りに“キリチガイ一方ノビヨ”の格言ですがどちらへ? 白30では■の白石が泣いています。32へ伸びるのが正解です。

 さて34も方向違いで黒を強くする手助けの石。ここは隅29の黒石を▲とアテておくのが良いでしょう。白はどんどん下をはって情けないこと。白42で常なら二段バネするところをツイデいるとは! この辺は採譜担当者が「もう少しゆっくり打ってください」と悲鳴を上げていた箇所で、大事な対局にもかかわらず手拍子です。それにつられてか、今度は黒が43と! ほっとして44白はキリを入れてやっと頭を持ち上げることができました(とても有段者の碁とは思えないと会長が嘆いていました。オハズカシイ)。白52と大場へまわると黒はすかさず53と3・3に入りました。さて押さえる方向は? ともあれ目いっぱい押さえて一段落。さて対局は今しばらく続きます。それはまた次回に。写真は対局風景です。

 【図版】第2譜(26~65)