特選に選ばれた柿沼千尋さんの作品「少女」

 伊東市立南中(金刺秀忠校長、生徒625人)はこのほど、日本で最も歴史のある子どもの絵の展覧会とされる「第76回全国教育美術展」(教育美術振興会主催)で教育美術奨励賞を受賞した。同賞は2年連続で優秀な成績を収めた学校に贈られるもので、生徒らは「みんなの力で受賞した」と喜んでいる。

 全国の幼稚園、小中学校2619校から総数11万7194点が寄せられた。各都道府県から個人賞(特選、入選、佳作)を選出。成績優秀な学校や幼稚園、保育園が教育委員会賞を授与された。

 教育美術奨励賞は県内では1園2校が選ばれ、中学は同校だけだった。同校の受賞は2年ぶり。

 同校1年生は「学校の片隅を照らそう」、2年生は「生活感のあるもの」、3年生は「最後の1枚」をテーマに、美術の授業の一環として取り組んだ。校内で選考会を行い、厳選した水彩画やアクリル画30点を応募した。

 個人賞の特選に高橋南美さん(2年)、田代桃子さん(3年)、柿沼千尋さん(3年)の3人が選ばれた。

 美術担当の中村仁美教諭は「1年生の時点から、面相筆を使ったタッチを指導してきた。絵の密度、筆遣いを評価されたと思う」と話した。

 4月から10月中旬まで、特選作品の一部の巡回展が開催される。静岡県では、静岡市葵区の静岡市民ギャラリーで8月23~29日に展示される。

 【写説】特選に選ばれた柿沼千尋さんの作品「少女」