味のチェックのため、試作品のジャムをクラッカーにのせる生産者ら=玖須美元和田のJAあいら伊豆経済流通センター

 ■風味、甘み特徴100%使用 6月の販売目指す

 加熱することでうまみが増すクッキングトマト「アイランドルビー」の産地化に向け、JAあいら伊豆は来年度、ジャムとして売り出す。100%使用の「まるごとトマトジャム」の名称で、6月からの販売を目指している。現在はラベルや味、価格について最終調整中という。

 ジャムは瓶入りの140グラム。濃い鮮やかな赤色、口に広がるトマトの風味と爽やかな甘みが特徴で、クラッカーやパンにのせて、またはヨーグルトと一緒に食べるなどを想定している。試作品もできており、生産者が試食会で味見して改良を重ねている。

 JAの担当者によると、本格栽培をスタートさせた本年度の出荷量は約1・4トン。直営のいで湯っこ市場、市内のスーパーでの販売のほか、ピザ、パスタに適していることからイタリアンレストランなどでも取り扱っている。ジャムを販売する来年度は収穫期間を6月下旬から10月末までとし、露地、ハウス栽培を合わせて9トンの出荷を見込んでいる。「伊東の地域ブランドに育てたい」という。

 管内農業者の高齢化が進む中、同JAは支柱を立てるなどの手間を掛けずに栽培できる「アイランドルビー」の普及に、本年度から本格的に取り組んでいる。昨年5月末に生産者による組織「クッキングトマト栽培の会」(岩田継博会長、会員13人)を立ち上げ、協力しながら栽培技術の向上などに努めている。「アイランドルビー」の名称は、JA名の「あいら」と伊豆半島をイメージした「ランド」、赤色の「ルビー」を組み合わせた。

 【写説】味のチェックのため、試作品のジャムをクラッカーにのせる生産者ら=玖須美元和田のJAあいら伊豆経済流通センター