船の甲板をイメージしたサンブエナデッキ=渚町の星野リゾート 界アンジン

 ■きょうオープン 海、船旅テーマに8階建て

 旅館・ホテル運営の星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路代表)は13日、伊東市渚町に、同社の高級温泉ブランド「界(かい)」に位置付けしたホテル「星野リゾート 界 アンジン」をオープンする。市内では「界 伊東(旧星野リゾートいづみ荘)」(同市岡広町)に次いで2軒目。12日は界アンジンで披露目会が開かれ、星野代表らが運営方針やコンセプトを報道、観光関係者らに説明した。同グループは施設のある地域の魅力を海外へ発信することに力を入れており、営業しながら地域貢献も目指す方針。

 伊東で日本初の洋式帆船を建造した三浦按針(ウィリアム・アダムス)にちなんだ名を継承し、海や船旅をテーマにデザインを施した。最上階の8階には船の甲板をモチーフに設計した展望デッキ「サンブエナデッキ」を配置した。

 建て替え前の施設は温泉旅館「アンジン」。2015年3月まで営業し、鉄筋コンクリート8階(高さ約31メートル)の施設に建て替えた。全45室、全て海側の景色が見えるオーシャンビューとした。

 料金は1泊2食付きで1人2万9千円(2人1室)から。食事は地の食材を生かし、三浦按針のふるさと英国式料理を取り入れた和会席を提供する。県内では熱海、伊東、遠州(舘山寺温泉)に続く4軒目の界で、全国では14軒目。

 星野代表は「(施設のある)どの地域も高いポテンシャルを持っていて十分に採算が取れるチャンスがある。伊東の良さを海外に発信すれば地域貢献にもなる」と話した。海に近い立地であることから、津波避難ビルとしての対応について「行政や住民からの要望があれば、津波避難に使ってもらうことも検討したい」と述べた。

 【写説】船の甲板をイメージしたサンブエナデッキ=渚町の星野リゾート 界 アンジン

 【写説】くす玉を割り開業を祝う星野代表(左)ら=渚町の星野リゾート 界 アンジン