自転車をそのまま列車で運ぶサイクルトレインの実証実験=伊豆急伊豆高原駅

 ■五輪視野に動向探る 「解体の手間なく便利」

 自転車観光を通じた誘客に力を入れる伊豆急行(本社・伊東市八幡野、小林秀樹社長)は、自転車を電車にそのまま乗せて移動できる「サイクルトレイン」の実証実験を5月31日まで行っている。

 伊豆市で東京五輪・パラリンピック自転車競技が開催される2020年に向け、自転車を中心とした街づくりを目指す取り組み。

 乗車できるのは無人駅の3駅を除く、南伊東―伊豆急下田駅間。普通電車の上下各8本で利用できる。4月1日から2週間で、週末を中心に計9台の利用があった。「自転車を解体する手間がなく、とても便利」と利用者の評判も上々という。

 実験期間内に客の動向や問題点などを探り、6月1日に本運用を開始する計画。同社担当者は「駅から観光地までの距離を埋める新しい2次交通手段として、ぜひ多くの人に自転車を使ってほしい。観光地の魅力の再発見にもつながるのでは」と期待している。

 【写説】自転車をそのまま列車で運ぶサイクルトレインの実証実験=伊豆急伊豆高原駅