長年使われながらも美しく輝く包丁を公開する高橋さん=伊東市松川町の刃物店「プロショップ・キクミツ」

 ■使い込まれた14本 見学自由、さび一つない輝き

 伊東市松川町の刃物店「プロショップ・キクミツ」(高橋勝さん経営)は、市内に住む元料理人の男性が愛用した包丁14本を公開している。手入れが良く輝きを失っていない包丁が、来店者の注目を集めている。展示は6月いっぱいまで。

 展示されているのは、同店と半世紀以上の付き合いがある市内に住む80歳代男性の元料理人が30~60年使い込んだ包丁。先ごろ、男性が来店し「自分は80歳を超えたので、包丁を処分してほしい」と20本を預かったという。

 高橋さんによると、どれも手入れが行き届いており、さび一つない。出刃、柳刃、薄刃、ウナギ裂きといったさまざま種類がある。東京都内の有名職人が手掛けた包丁もあり、1本10~15万円するという。

 高橋さんは「45年間店をやっているが、こんなに手入れが良い包丁は初めて。ここまで愛されたら包丁もさぞ幸せ。“包丁冥利(みょうり)に尽きる”のでは」と目を細めている。

 見学は自由。同店の営業時間は午前9時~午後5時。日曜定休。

 【写説】長年使われながらも美しく輝く包丁を公開する高橋さん=伊東市松川町の刃物店「プロショップ・キクミツ」