訓練でドローンを操作する市危機対策課の職員(右)=富戸

 ■手作りハザードマップ作成も

 「土砂災害防止月間」に合わせ、伊東市は「全国統一実施日」の4日、富戸地区で土砂災害防災訓練を実施した。住民はハザードマップ(被害予想地図)を作り、避難経路の把握、危険箇所の確認に努めた。災害発生箇所の情報収集、救助者の捜索を想定したドローン(無人航空機)を使った訓練も初めて行った。

 岡町、西町の自主防災会、県、市職員、市消防団員ら80人ほどが参加した。富戸コミュニティセンターでは、防災講話を聞いた後、手作りハザードマップの作成を行った。

 講話で市危機対策課の職員は、富戸地区で想定される土砂災害は「崖崩れ」と「土石流」と説明。「土砂災害は過去に起きた場所よりも、これまでになかった場所で急に起きることが多い」と話し、注意を促した。ハザードマップは班に分かれ、話し合いながら危険箇所などを地図上に書き入れた。

 ドローンを使った訓練は、伊豆栄光富戸保育園近くの畑で行い、同課職員が地上30メートルほどの高さまで飛ばし、撮影した動画を地上の画面で確認した。

 訓練は梅雨前線の活発化で静岡地方気象台から県内に大雨洪水警報が発表されたため、市は事前配備態勢を取って警戒。その後、土砂災害の可能性が一段と高まり、土砂災害警戒情報が発表されたことを受け、市は避難勧告を発令し、対象地区の住民は避難所へ避難する−との想定で実施した。

 【写説】訓練でドローンを操作する市危機対策課の職員(右)=富戸