飼育員が与えるミルクを飲むブラウンキツネザルの赤ちゃん=伊東市の伊豆シャボテン動物公園

 ■準絶滅危惧種 体調見て一般公開

 伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園はこのほど、同園で人工保育中のブラウンキツネザルの赤ちゃん「タネ」の授乳の様子などを報道関係者らに初めて披露した。赤ちゃんの体調や天候の様子を見ながら一般公開する。

 タネは生後約1カ月半の雄で体長は18センチ。育児経験のない母親が育てることができずに衰弱していたことから、飼育担当の中村誠さん(27)が人工保育している。熱心な世話が実を結び、当初は55グラムだった体重も現在は77グラムに増加。愛きょうを振りまいて、ミルクをねだるようになったという。

 ブラウンキツネザルはアフリカ南東のマダガスカル島に生息。焦げ茶色の体毛を持つ。成長すれば体長50センチ、体重3キロ程度になる。準絶滅危惧種に指定されている。中村さんは「人工乳をよく飲み、すくすく育っている。元気でかわいい姿を多くの人に見てほしい」と期待している。毎日午後1時ごろ、園内のインコ広場で公開予定という。

 【写説】飼育員が与えるミルクを飲むブラウンキツネザルの赤ちゃん=伊東市の伊豆シャボテン動物公園