過去の資料を手に「夢コンサート」について語る針山さん=伊東市宇佐美の自宅

 ■11月に市観光会館 妻ピアニスト、娘3人バレリーナ、一流演奏家迎え「潤いを」

 伊東市宇佐美のクラリネット奏者針山憲夫さんが中心となって今秋、同市観光会館でクラシックやジャズの演奏、バレエ、ジャズダンスなどを盛り込んだ「夢コンサート」(伊豆新聞本社後援)を開催する。一流の演奏家やバレリーナ、ダンサーが出演し、華やかなステージを繰り広げる。「これまでにない、素晴らしいコンサートをつくり上げたい」と針山さんは準備に余念がない。

 針山さんの家族は全員が音楽・芸術に携わっている。妻和子さんはピアニストで、3人の娘はいずれも国内外で活躍するバレリーナ。ある時、「家族でコンサートを開いたら楽しいのでは」という話が持ち上がった。それぞれが友人、知人らに声を掛け、当時住んでいた大阪府吹田市で2001年、第1回「夢コンサート」を開いた。

 コンサートは好評を集め、その後、吹田市で2回、横浜市で1回開催した。今回、3年前に宇佐美に居を移した針山さんが「おそらくここがついのすみかになる。大好きな伊東の皆さんに喜んでもらいたい」と思い立ち、8年ぶりの開催を決めた。周囲に相談したところ家族を含め多くが共感。伊東国際交流協会と伊豆フィルハーモニー管弦楽団が全面的な協力を申し出た。

 今回のコンサートは2部制。1部はバレエの舞台で、チャイコフスキー「白鳥の湖」が上演される。伊豆フィルの演奏で、針山さんの娘3人が踊る。海外のバレエ団のメンバーも出演する予定だという。2部はジャズのステージ。針山さんと和子さん、針山さんの長年の知人で日本を代表するクラリネット奏者北村英治さん、青柳誠さんのトリオ、伊豆フィル、ジャズダンサーらが華麗な演奏とエネルギッシュなダンスを披露する。

 針山さんは「家族と友人、知人らによるフレンドリーなコンサート。伊東でクラシックやバレエ、ジャズに触れる機会は少ないと思うので、この機会にぜひ多くの人に足を運んでもらいたい。町に潤いを与えることができればうれしい」と話した。

 第5回夢コンサートは11月12日午後2時に幕を開ける。正式なプログラムや出演者は8月ごろまでに固まる見込みだという。

 問い合わせは伊東国際交流協会〈電0557(32)4666〉へ。

 【写説】過去の資料を手に「夢コンサート」について語る針山さん=伊東市宇佐美の自宅