救援物資の受け渡しをする参加者=伊東港観光浮桟橋

 県熱海土木事務所などは13日、伊東港観光浮桟橋を利用した初の防災訓練を行った。地震や津波などで国道が通行不可能となった−との想定で行った。

 同事務所、伊豆小型船安全協会、NPO法人アンダーウオータースキルアップアカデミーを中心として県、同漁協、海上保安庁、はるひら丸、斉藤組の8機関・団体から、30人、船5隻が参加した。

 災害時に陸路が寸断された場合、熱海港から救援物資を受け入れることを予定している。訓練は大地震による津波で港湾内に漂流物がたまった状況を想定して行った。津波で流れ着いた漂流物の除去やパトロールをした後、浮桟橋に小型船を着け、救援物資を運び入れた。大型船着岸のため、潜水で耐震岸壁を調査した。

 同土木事務所の村松武馬技監兼伊東支所長は「もともと浮桟橋は観光と防災のために建設した。今回初めての防災訓練で協力してもらった機関以外にも、実際の災害時は民間に協力依頼をすることもあると思う。万が一に備え、訓練を続けて精度を高めていきたい」と話した。

 浮桟橋は2014年11月に落成・供用開始後台風などで壊れ、今年3月末に復元した。4月には接岸、離岸訓練を実施している。

 【写説】救援物資の受け渡しをする参加者=伊東港観光浮桟橋