打者29人の猛攻で次々に本塁を踏む富士見の走者=伊東市民グラウンド

 ■“悪ガキ7人”結束 富士見F6年生 初戦から打線爆発

 「ひどい悪ガキどもだったんだよ」―。富士見ファイターズのチーム関係者はこう語り、攻守にグラウンドを生き生き走り回る6年生7人に目を細めた。

 6年生はかつて、練習の合間に取っ組み合いのけんかをするほど、わんぱくぞろいだったという。自己主張が強い7人にコーチ陣は仲間を褒めるよう指導し、チームワークの大切さを植え付けてきた。

 個の強さとチームワーク。そんな長所が初戦で実を結び、市民グラウンド第2試合では自慢の打線が爆発、下田かすがに29―0の三回コールド勝ちを収めた。山本陽大主将は「声を出し合い次の試合も頑張る。目標は優勝です」と力を込めた。

 ■河津ジャガーズ飯田さん 紅一点 最後の熱投

 河津ジャガーズが2−5で宇佐美少年野球団に敗れ、投手・飯田美咲さん(6年)の最後の夏が終わった。

 1年生の時に入団し、内野手としてプレーしてきた。今年4月からチーム事情で投手を務め、主戦を担うまでに急成長した。女子学童野球チーム・静岡イーストエンジェルスのレギュラーだが、全国大会に出場できるにもかかわらず「河津ジャガーズのために頑張る」とオール伊豆大会を選んだ。

 最後の試合では、優勝候補相手に堂々とした投球を披露し完投した。「悔いはない」と晴れやかな表情で語った。

 ■体調不良も主将の意地 修善寺南の伊藤君ランニング本塁打

 修善寺南クラブの主将伊藤蒼矢選手(6年)は大会2日前から、風邪を引いて体調を崩し、出場を危ぶまれた。しかし「最後のオール伊豆に出て勝ちたい」と、大戸弘彰監督らに訴え大会に臨んだ。

 初戦の相手は同じ修善寺のモクレンズ。雨降りの中での“ダービーマッチ”となった。伊藤選手は不調を感じさせず、初回に2点を先制するランニングホームランを放った。チームもシーソーゲームの打撃戦を7−6で競り勝った。「守備練習が足りない」と、主将としてチームの課題に触れながらも「次の試合も頑張りたい」と力を込めた。

 ■雨で試合中断整備追われる 市民グラウンド

 伊東市玖須美元和田の市民グラウンドでは、午後2時半ごろに降った雨の影響で、試合が中断し、試合の開始時間が約1時間遅れるなど大会運営に影響が出た。

 10分程度で雨は上がったが、地面がぬかるんだため、大会関係者が水を取り、砂をまくなどグラウンド整備に追われた。

 【写説】打者29人の猛攻で次々に本塁を踏む富士見の走者=伊東市民グラウンド

 【写説】強豪相手に最後まで力投する飯田さん=伊東市民グラウンド

 【写説】初回にランニングホームラン放ち、本塁を踏む修善寺南クラブの伊藤主将=伊東市営かどの球場

 【写説】雑巾やタオルで水を取りグラウンド整備に追われる関係者=伊東市民グラウンド