■全体ではやや上向き

 伊東市は21日までに、「まち・ひと・しごと創生事業」(計画期間2015~19年度)の16年度実績評価を行った。事業計画に示した基本目標と具体的な施策計73項目の16年度の実績評価は15年度に比べてやや上向いたものの、「結婚・出産・子育て」の分野で引き続き進ちょく状況の遅れが目立った。市は同日、実績評価を市議会総務委員会協議会で報告した。

 同事業では「安定した雇用」「新しいひとの流れをつくる」「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」「時代にあった地域をつくり、安心なくらしを守る」を基本目標に、それぞれの目標に関する具体的な施策を示している。基本目標と具体的な施策について、「有効求人倍率」「来遊客数」「健康寿命」などの指標を定め、毎年度その達成度を5段階で評価している。

 実績評価を具体的な施策別にみると、「安定した雇用」「ひとの流れ」はおおむね順調だった。15年度に未実施だった「健康づくりの推進」に関する5施策のうち16年度に4施策を実施したため、「安心なくらし」は評価が上向いた。「結婚・出産・子育て」は15年度に引き続き、目標数値に届かない施策が多かった。

 「結婚・出産・子育て」分野の指標では「出産・子育て支援に関する満足度」「児童館年間利用者数」「学校が楽しいと思う児童の割合」「地域子ども会の会員数」が「評価D」(遅れている)だった。「ひとり親家庭等の相談件数」「ファミリーサポートセンター登録会員数」は「評価A」(順調)だった。「産科・小児科に関わる医師数」は評価DからB(おおむね順調)に改善した。

 市は「結婚、出産、子育て支援は、市政の重要な課題の一つ。実績評価を踏まえ、課題解決に向けた重点的な取り組みを進める」との考えを示した。

 【図表】2016年度まち・ひと・しごと創生事業実績評価