三浦按針生誕祭であいさつする杉本会長=東松原町の東海館

 伊東按針会(杉本総一郎会長)は23日、伊東市東松原町の伊東温泉観光・文化施設東海館で第31回「三浦按針生誕祭」を開いた。会員ら約100人が出席し、約400年前、伊東大川(松川)河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)の偉業をたたえた。

 あいさつで杉本会長は「今後も按針の功績をたたえて顕彰していくほか、英国メドウェイ市や按針ゆかりの都市との交流も深めていく」と決意を述べた。小野達也市長は、完成した按針メモリアルパーク・ステージが新しい観光スポットになると喜びつつ、按針ゆかりの都市と一緒に「アダムスを主人公にした大河ドラマの放映を目指して活動していく」と語った。

 生誕祭は2部構成で行われ、礼拝、献花などの第1部に続き、第2部はアダムス吹奏楽団、少年少女合唱団の演奏と伊東大田楽が披露された。アダムスが洗礼を受けた教会の壁や屋根の石も飾られた。会場は按針メモリアルパークの予定だったが、強風のため東海館に変更された。

 按針は1564年英国メドウェイ市生まれで、造船や航海術を学んでオランダの東洋遠征隊に参加し、日本に漂着した。その後、徳川家康の命を受け、松川河口で2隻の洋式帆船を建造した。同会は按針の顕彰活動に取り組む市民有志の集まり。

 【写説】三浦按針生誕祭であいさつする杉本会長=東松原町の東海館