■学級数 理想と現実に隔たり

 伊東市立学校・園適正規模・配置検討委員会(稲葉正仁委員長)の第3回会議が27日、市役所で開かれ、幼・保・小・中学生の保護者や児童・生徒、教員を対象に実施した「学校の規模・配置に関するアンケート調査」結果を報告した。学級数の少ない学校が増えた場合、学校統合よりも通学区域の見直しや現状のままを望む保護者が多かった。少子化により複数学年で授業をする複式学級については、保護者の多くが複式以外の対策を求め、教員の75%も同様の意見だった。

 保護者や教員が共通して望む1学年当たりの学級数は、小学校が「2、3学級」、中学校が「4~6学級」と、ともに国基準の学級数が多かった。一方、小学校5校(東、川奈、富戸、池、旭)で単学級があり、中学校も南以外はアンケートで望む声を満たしていない現状が浮かび上がった。

 小規模校は「友達関係の固定化」や「PTA活動の負担増」、大規模校は「問題が起きても教師が気付きにくい」「子どもへの細かい指導が行き届きにくい」などを保護者、児童・生徒、教員ともに課題として挙げた。

 アンケートは今年4月、幼稚園、保育園の5歳児、小学3、6年、中学3年の保護者、小学6年、中学3年の児童・生徒、小・中学の教員3051人を対象に実施した。通学方法と所要時間の現状・理想、1学年当たりの望ましい学級数など、大別して10項目を聞いた。回収人数は2645人、回収率は86・7%だった。

 委員会は幼稚園・保育園、小・中学校のPTA、地域住民、学校、市、市議の代表や学識経験者ら20人で構成。本年度中に学校・園の適正規模や配置など、市教育委員会に建議する内容をまとめる。

 【図表】小学校の1学年当たりの望ましい学級数