衆院が28日解散されたことを受け、伊豆が選挙区となる静岡5区、6区とも事実上の選挙戦に突入した。「適切な判断」「『常在戦場』の思いで活動をしてきた」「違和感を覚える」。前職ら立候補予定者は解散にさまざまな思いを抱きながらも、選挙準備に入った。総選挙は10月10日公示、22日投開票の日程で行われる。

 ■静岡6区

 渡辺氏 「防衛など審判仰ぐ」

 勝俣氏 「縦貫道の実績訴え」

 内田氏 「疑問に答える政治」

 前職の渡辺周氏(民進党)は「北朝鮮問題が緊迫しているタイミングでなぜ政治空白をつくるのか。違和感を覚える」と首をかしげつつ、「防衛問題や地域活性化などを堂々と訴え、審判を仰ぐしかない」と前を見据える。

 前職(東海比例)の勝俣孝明氏(自民党)は「いつ解散しても対応できるよう『常在戦場』の思いで活動してきた」と語り、「伊豆縦貫道の整備など地元のために頑張ってきた。実績を訴えていきたい」と強調する。

 新人の内田豊氏(共産党)は「いつ解散があってもおかしくないと思っていた」とし、「安倍内閣ができて、乱暴な政治が続いている。有権者と対話し、疑問に答えるような政治をつくっていきたい」と話した。

 ■静岡5区

 細野氏 「政権政党を目指す」 

 吉川氏 「豊かな地域構築へ」

 井口氏 「消費税の増税阻止」 

 前職の細野豪志氏(希望の党)は「堂々と本会議に出席して解散を受け止めた」と胸を張り、「民進党を離党した際は『政権政党を目指す』という目標に不可能との声もあったが、十分に政権選択選挙になりうる戦いになるだろう」と見通す。

 元職(東海比例)の吉川赳氏(自民党)は「国防や社会保障の抜本的解決に消費税を充てることを問う解散は適切な判断」と理解を示し、「地域発展、豊かさ構築のため何としても議員に戻る」と語った。

 新人の井口昌彦氏(共産党)は「安倍首相が自らの疑惑に答えずに強行した解散に大義はなく、保身と言わざるを得ない」と批判する。選挙では「消費税増税阻止、社会保障の充実、働き方改革などを訴える」という。