大きく育ったポポーを手にする杉山さん=富戸

 ■すでに50個以上

 伊東市富戸の農業杉山豊さん(70)の畑で、珍しい果物「ポポー」が実った。トロピカルフルーツのような芳香が漂う中、杉山さんが収穫を進めている。

 ポポーは北米原産の落葉高木で、果実は「よく熟れたマンゴーやバナナのような濃厚な甘みがある」(杉山さん)。熟成が早い上に傷みやすいことから一般に流通せず、「幻のフルーツ」とも呼ばれているという。

 杉山さんは2年前にテレビ番組でその存在を知り、種苗会社から5種5本の苗木を取り寄せて試験的に植えた。今月中旬からこれまでに50個以上を収穫できた。300グラム以上の大きな実もあった。

 杉山さんは「傷みやすい果実そのものを販売することは難しいので、飲み物やプリン、アイスなどに加工できないかと考えている。育てやすいので、販路が見つかれば栽培本数を増やすことも検討したい」と話している。

 【写説】大きく育ったポポーを手にする杉山さん=富戸