稲取産テングサを使ったクッキー「天Key(テンキー)」を考案した伊東商業高3年(右から)大道君、北條君、小川君、増田君=南町のケーキショップ・makoto

 ■地元ケーキ店など協力

 県立伊東商業高生4人が、途絶えてしまった東伊豆町稲取のテングサ漁復活を願い、稲取産テングサ使用のクッキー「天Key(テンキー)」を考案、伊東市南町のケーキショップ・makoto(松本真店長)で通常販売されている。魚の形をした赤、黄、青の3色のクッキーが店内を彩っている。

 細かく刻まれた乾燥テングサをクッキー生地に練り込み、着色して作った。赤はキンメダイを、青は海を、黄はテングサをそれぞれイメージした。目の部分はニューサマーオレンジのゼリーを使用した。

 3年の大道未来耀君、北條留維君、小川大智君、増田勢波君がグループで授業の一環で商品開発した。「天Key(テンキー)」は稲取のテングサ漁復活の鍵になってほしいと考え、名付けた。

 テングサは海藻の一種で、数十年前は稲取でも盛んに採られていた。近年では海女の数も減り、約1年前に最後の海女が亡くなった。それを知った4人が伊豆漁協稲取支所、同ケーキ店の協力を得て作った。

 大道君は「子どもから大人まで手軽に食べられると思い、クッキーを開発した。この商品がきっかけとなってテングサ漁が復活してほしい」と話した。

 1枚100円(税込み)で、同漁協稲取支所の朝市や直売所での販売もする。同校ではビジネスプラングランプリとして商品やサービスを開発し、商品化している。

 【写説】稲取産テングサを使ったクッキー「天Key(テンキー)」を考案した伊東商業高3年(右から)大道君、北條君、小川君、増田君=南町のケーキショップ・makoto