笑顔で記念撮影に応じる杉村さん=音無町の伊豆介護センター

 ■宿敵下し初の快挙

 リオデジャネイロ・パラリンピックのボッチャ団体競技銀メダリスト、伊東市の杉村英孝さん(35)が10日までタイで開かれた「バンコク・ワールドオープン」団体戦・個人戦で優勝した。杉村さんの国際大会での個人戦優勝は初めて。日本人選手が国際大会で団体と個人戦で同時に金メダルを獲得するのは、2008年の北京パラリンピックの競技開始から史上初の快挙という。11日は伊東に戻った杉村さんを祝うセレモニーが市内で行われた。

 同大会にはリオ金メダリストがいるタイをはじめ強豪国がそろう、アジアを中心に15カ国が参加した。団体戦では準決勝でタイと対戦し勝利、決勝で韓国に勝って大会の頂点に立った。

 個人戦は、準々決勝で同じ日本チームの広瀬隆幸さんと戦った。「広瀬さんはいいライバル。国際大会で戦える楽しさがあった」と話す。広瀬さんを10―0で下し、続く準決勝で韓国に9―2で快勝。決勝は宿敵タイと戦ったが、相手側の失格により、不戦勝となった。

 勤務先の音無町の伊豆介護センターで11日、帰国した杉村さんを約30人の職員が出迎え、手作りのくす玉やメッセージボードなどで、快挙を祝った。

 杉村さんは「応援ありがとうございます」と感謝し、「タイは最強、タイには勝てないといった苦手意識をぬぐえた。良い流れを次につなげていきたい」と話した。

 【写説】笑顔で記念撮影に応じる杉村さん=音無町の伊豆介護センター