対局を開始する金子初段(左)と西島伊豆本因坊=伊東市東松原町の東海館

 ■伊豆本因坊・西島さん 一時優勢「勉強に」 

 囲碁の伊豆本因坊がプロ棋士に挑む「記念対局」(伊豆新聞本社・熱海新聞・伊豆日日新聞主催)が19日、伊東市東松原町の伊東温泉観光・文化施設「東海館」で開かれた。第41回伊豆地区囲碁大会・伊豆本因坊戦で16大会ぶり3回目の優勝を果たした西島信也さん(70)=伊豆市=が、日本棋院東京本院所属の金子真季初段(22)と2子局で対局。金子初段が232手で2目勝ちを収めた。対局の記録と棋譜は、元日号から本紙に連載する。

 序盤は互角の戦いを繰り広げたが、30手過ぎから金子初段が打ちやすい展開に。しかし中盤以降、西島さんが挽回して、一時は優勢に立った。そのまま終盤に入ったが、金子初段は最後の局面で勝負手を打ち、それを勝ちにつなげた。

 対局を終えた金子初段は「ぎりぎりの戦いだった。勝負どころがいくつもあった。西島さんは強くて、2子はきつかった。普通ならばたばたするところで全く崩れなかった」と振り返った。西島さんは「途中でいけるかもと思った場面もあったが、やはりプロは強かった。対局を終えた時は、とてもすがすがしい気持ちだった。勉強になった」と話した。

 対局中、別室で元伊豆本因坊の太田次伸さ(84)=熱海市=が大盤解説を行った。大勢の囲碁愛好者が詰め掛け、太田さんの分かりやすい丁寧な解説に、熱心に耳を傾けた。

 【写説】対局を開始する金子初段(左)と西島伊豆本因坊=伊東市東松原町の東海館

 【写説】大盤解説を行う太田・元伊豆本因坊=伊東市東松原町の東海館