高橋教育長に提言書を手渡す森代表(右)=市役所

 ■教育長へ

 伊東市の江戸城石丁場遺跡・伊豆古道保存協議会(森篤代表)は20日、市役所で高橋雄幸教育長に伊豆古道を速やかに市文化財に指定するよう提言した。近年の土地開発がこれまで考えられなかったような山間部まで及ぶ気配を見せ、効果的な保存措置を講じなければ貴重な歴史文化遺産が消失してしまう−などが理由。森代表から提言書を受け取った高橋教育長は「さまざまな視点から考え、十分に検討していきたい」と話した。

 提言書によると、文化財指定を求める場所は宇佐美の「日朝さん道標」から熱海市境界付近の「大島茶屋跡」までの約1・5キロ区間。伊豆古道は古くから主要な交通路で、時代を異にして何人もの歴史上の人物が走り抜けた極めて高い価値を有する歴史文化遺産であり、一部が国史跡に指定された江戸城石丁場遺跡と合わせて相乗的に地域の持つ歴史的、文化的価値を一層高める、と指摘する。

 伊豆古道に興味を持つ人が多くなったとし、直近の事例として約30人の中国人を案内して伊豆古道を歩いたことも紹介して観光振興に果たす役割も期待できる、とも記す。

 同協議会は、NPO法人宇佐美江戸城石丁場遺跡保存会と伊豆古道「東浦路」保存千年委員会の2団体で構成する。提言書の提出にはNPO理事の四宮和彦市議も同席した。

 【写説】高橋教育長に提言書を手渡す森代表(右)=市役所