署員(左)の誘導で避難する乗客役の社員=伊豆急伊豆高原駅

 ■経路、情報伝達など確認

 伊豆急と伊東署は27日、合同で初めてのミサイル発射情報を受信した場合の避難訓練を伊豆急伊豆高原駅で実施した。社員と署員ら約50人が参加し、避難経路や情報伝達方法などを確認した。

 訓練は城ケ崎海岸―伊豆高原駅間を走行中の下り列車が伊豆高原駅に進入中、某国のミサイルが発射された情報をEm−Net(エムネット)で受信したという想定で行った。

 第2報でミサイルの一部が関東地方に落下する恐れがあると連絡を受け、乗客役の社員は署員と駅係員の誘導で列車を降り、駅の業者用駐車場まで避難した。視覚障害のある乗客の避難では、署員が付き添い「段差があります」などと声を掛け、避難場所まで肩を貸した。

 同訓練に合わせ、視覚障害者対応訓練、津波避難訓練、松村秀昭・同署警備課長によるテロ対策に関する講話を行った。

 同社の小林秀樹社長は「ミサイルの飛来の危険性が高まっていることを受け、実施した。皇室の専用列車の運行や東京五輪などを対象にしたテロの危険に備え、引き続き訓練に取り組む」と語った。

 【写説】署員(左)の誘導で避難する乗客役の社員=伊豆急伊豆高原駅