古室さん(左)に指導されながら仕舞を学ぶ子どもたち=東松原町の東海館

 ■来年、薪能で成果披露

 「第16回伊東子供お能教室」(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催、伊豆新聞本社など後援)が29日夜、東松原町の伊東温泉観光・文化施設東海館で開講した。初日は見学者も含め17人の子どもが参加した。教室は約半年間行い、舞囃子(ばやし)「八重姫」「小袖曽我」「羽衣」の稽古に励み、来年5月の「伊東祐親まつり」で発表する。

 講師は大倉三忠さん(囃子方大倉流大鼓役、重要無形文化財総合指定保持者=人間国宝)と古室知也さん(シテ方観世流梅若研能会所属)の2人。初日は開講式後、舞踊である仕舞の基本動作や大鼓、小鼓を打つ稽古に励んだ。

 参加者中最年長で7回目の教室に挑戦する堀口和泉さん(伊東北中2年)は「来年は受験生になるので、今回が最後になると思う。後輩の手本になれるよう、一生懸命頑張りたい」と抱負を語った。佐藤悠塾長は「仲間、お能、伊東を大事にする三つの心で取り組んで」とあいさつした。

 教室は来年5月まで月2回、全12回の日程。集大成として伊東祐親まつりの「伊東温泉薪能」に出演し、稽古の成果を披露する。

 同会は、随時受講希望者を募っている。問い合わせは大同工業内の事務局〈電・ファクス0557(36)7726〉へ。

 【写説】古室さん(左)に指導されながら仕舞を学ぶ子どもたち=東松原町の東海館